神事

神事の様子。

悪魔払い

神事のあとは備後田尻荒神神楽保存会による神楽の奉納。

先ずは「悪魔払い」の赤鬼と白鬼。

四剣舞(しほんまい)

続いて「四剣舞(しほんまい)」

武甕槌命(たけみかづちのみこと)が4本の剣を持って舞います。

神楽の演目には古事記の内容に沿ったものや登場する神が多く出てきます。この四剣舞もその一つ。

 

【世界大百科事典 第2版の解説】

武甕槌命は、イザナキノミコトが火神迦具土(かぐつち)神(軻遇突智)を斬った際に剣に着いた血が岩群に〈走りつきて〉成ったとされる。この神は葦原中国(あしはらのなかつくに)平定の切札として出雲に天降(あまくだ)り,十掬剣(とつかのつるぎ)を波に逆さに突き立て,その剣の先にあぐらをかいて大国主(おおくにぬし)神に国譲りをさせたのである(国譲り神話)。 

 

ダイバ

ダイバ(大国主命)の登場。

問答

武甕槌命と大国主命の問答が始まります。

神楽とは何か。なぜ鳥居を鳥居というのか。など大国主命が武甕槌に問い続け、最後はおもしろおかしい問答に。

年配の方から子どもまで、すべての世代が一緒に笑える神楽。神様にも楽しんでいただけたことでしょう。