令和元年「木下夕爾賞」5578点の応募の中から優秀賞に6年生の高松皓輔くん、5年生の藤田将希くんがダブル受賞、さらに高島小の取り組みも学校小を受賞しました。
さすが高島小、さすが田尻の未来を考える会のこどもたち。以下に高松皓輔くんと藤田将希くんの作品をご紹介します。
『ぼくのおじいちゃん』
六年 高松皓輔
「じいちゃん」
「なんにゃー」
じいちゃんをよぶといつも
「なんにゃー」
という
ぼくは、なんにゃーがききたくてじいちゃんを呼ぶ
何回も呼ぶと
「うるしゃーのー」という
まだまだいうことがある
「めんどくしゃーのー」
とか
「しょーがにゃーのー」
とか
「こりゃいけにゃーのー」
などといろんなことをいう
ほうげんって楽しいな!
ぼくもおじいちゃんになったら
こういう言葉をつかうんだなー
『虹が出た』
五年 藤田将希
「将希ー、早う来てー」
夏休みの午後
お母さんが大きな声でぼくをよんだ
「何」
ぼくははしって声の方へ行ってみた
「空をみて、虹、虹」
見ると大きな虹がふたつ
「ダブルだー」
それは走島から笠岡までばっちり
「わあ、すごい。はしからはじまでかかっとるなあ」
大急ぎで写真をとる
となりのはる子ちゃんちにお知らせだ
こんなことでピンポンしていいのかなと思ったけど、はずかしがりやの弟が走って
はる子ちゃんちのピンポンを押した
はる子ちゃんのお母さんに話すと、家族が次々出てきた
はる子ちゃん、お母さん、お父さん、お兄ちゃん
みんなの顔を見ていると教えてあげてよかったと思った
しばらくするとおばあちゃんから電話
「見て、見て、虹がでとるよ」
ばあばも幸せのおすそわけのお知らせ
次々に連絡がきた
みんな虹を今見ているんだ
わくわくしてるんだな
虹のパワーすごいな
だから
みんな大切な人にお知らせしたくなるんだね